8週間コースの次に何が起こるのか?プログラム終了後、何が支えになるのか?どうすれば、人々がマインドフルネスの練習を続けることができるのか?
こういった問題意識のもと、Mindfulness: Taking it further(人生のためのマインドフルネス深化コース12週間)は、MBCT(マインドフルネス認知療法)、MBSR(マインドフルネスストレス低減法)などのマインドフルネス8週間プログラムを学んだ方に向け、その学びを継続し、より深めていくためOxford Mindfulness CenterのWillem Kuyken博士、Alison Yiangou氏らにより に作られました。
MBSR、MBCTといったコースが、主に、個人の内側に意識を向け、上手に反応していくことを学ぶのに対し、当コースでは、人生の中で本当に大切にしたい価値に沿って生きていくためにマインドフルネスがどのように助けになるか、自分自身だけでなく、社会、世界や環境にどのように関わっていくか、どのように体現していくかへと視野を広げていきます。
- マインドフルネスの実践を強化・深化する。
- 大切にしたい価値を自覚し、それを体現できる力を養う。
- 8週間のカリキュラムで学んだ主要なテーマをより深く理解し、さらに広げる。
- 自分自身、他者、社会、環境との関係性の中でマインドフルネスやコンパッションを育み、マインドフルな関係の可能性広げる。
- 参加者が自分で学習を深めたり伸ばしたりする能力と自信を養う。
プログラムは12回のテーマで構成されています。
2021年12月開講 スケジュール
毎週月曜 19:45-22:15
①12月6日(月)
②12月13日(月)
③12月20日(月)
PD:12月25日(土)or12月26日(日) 9:00-16:00
④1月17日(月)
⑤1月24日(月)
⑥1月31日(月)
⑦2月7日(月)
⑧2月14日(月)
⑨2月21日(月)
⑩3月7日(月)
⑪3月14日(月)
⑫3月21日(月)
※Practice Dayには他クラス受講生が参加することがあります。
講師紹介
International Mindfulness Center Japanを主宰
MBCT(マインドフルネス認知療法)Certified Teacher (University of California San Diego)
Oxford Mindfulness CenterでMBCT for Life, Taking it Furtherのトレーニングを修了
スーパーバイザーAlison Yiangou氏
受講場所 | オンライン会議システムZoom(無料)で実施します。Zoomの使用方法は別途お知らせします。 |
募集人員 | 最大16名 |
受講料 | 99,000円(税抜90,000円) |
言語 | 日本語 |
必要な準備 | インターネット環境 インターネットに接続できるデバイス(PC/タブレット/スマートフォン) |
提供されるもの | コースハンドブック(Oxford Mindfulness Centerの最新版のハンドブックの和訳版を使用します。) 練習用の音源 |
毎回のテーマ
週 | 内容 |
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1 | 注意を払う 1. 注意は 「体験の入り口」 である。 2. 注意を安定させる「アンカー」を用いて「散らばった心」を集める。 3. 限られた資源である「注意力」賢く配分する。シングルタスクとマルチタスクの影響について知る。 |
2 | 身体感覚に気づく 1. 身体をアンカーとして用い、心を集め、注意を安定させる。身体の中に留まることや身体の直接的な体験を学ぶ。すなわち、身体への関心、親しみ、新しい関係を築く。 2. 経験的に、新しい在り方、知り方を身に付ける。日常生活の中で、聞いたり話す際にも、身体の中に意識を留める。 3. 身体的な感覚だけでなく、感情や衝動的な行動、思考・イメージなど、瞬間ごとに生じ、変化する体験を確認すること。 快・不快・中立と判断される瞬間に気づく |
3 | 今の生活に気づき、感謝する 1. 心を集め、注意を安定させる。 2. 日常生活の中で、喜びや感謝の気持ちを育む。感謝をしている瞬間に生じている身体感覚、感情、衝動、思考/イメージに意識を向ける。 3. ポジティブな心身の状態や心地よい体験が、いかに体験を広げ、機会や課題に取り組む能力を高めるかを学ぶ。 |
4 | 身体と心の風景 1. 身体感覚、感情、衝動、思考/イメージの区分や、快、不快、そしてそれらへの反応を理解する。 2. デジタル機器や日常生活との関係を探り、自動性や習慣がいかに強力であるかを知る。 3. 自己効力感を高め、希望を持つ。 |
5 | ストレスや困難に対する自動反応 – 悪循環の花 1.不快で困難な体験、その自動反応パターンを認識する。 2.「悪循環の花」のエクササイズを通じて、そのパターンへの関わり方、短期的な反応と長期的に好ましい反応を学ぶ。 |
6 | マインドフルネスの姿勢 – 親しみとコンパッション 1. マインドフルネス、親しみ、コンパッションのある態度を育む。 2. 心地よい体験に気付いた時、不快な体験に気づいた時、それぞれに対する関わり方を学ぶ。 |
7 | 自動反応ではなく、上手に対応するー 内側の世界 1. 自らの置かれた環境、心の枠組み、この双方が、自分地震の反応に与える影響を知る。 2. 私たちの経験を5つの要素で分解し、そのときに生じる自動反応、上手な対応を学ぶ。 刺激と対応の間にスペースを持つ。 3. 呼吸空間法の練習により、間を取り、体験から一歩距離をおいて、新しくて異なる方法で自分の経験と向き合うことを学ぶ。 |
8 | 自動反応ではなく、上手に対応する ー 外側の世界 1. 前セッションの学びを深める。 2. 自らの意図や価値観が、自らや周りの人の幸福にどのような影響を与えるかを知る。 |
9 | 冷静な頭脳、温かい心 – 平静さを育む 1. 内面と外面の両方に平静さを持つ。これはマインドフルネスの他の態度(感謝、親しみ、コンパッション)と同様に、身に付けられる態度であり、スキルである。 2. 感覚、感情、衝動、思考に平静さを伴うことで、自動反応に流されず、心地よさ、健全な気分、衝動、思考を認識することにつながる。 3. 快・不快、好き・嫌いのレッテルを貼る傾向を認識し、それらにより上手に対応する。 |
10 | 自分自身を大切にし、他人を大切にする 1. 自分に栄養を与えてくれるもの、達成感を与えてくれるもの、生きていることを実感させてくれるもの、バランスのとれた状態にしてくれるものについて、意識をさらに高めていく。 2. 挑戦や困難に直面したときに、上手に対応するための能力をより高めておくために、自分自身の精神力を高める。つまり、自分のパラシュートを用意しておく。 3. このより広い関心の輪を、人間関係、そしてより広い世界へと広げていく。 |
11 | 望ましい世界への変化を体現する 1. マインドフルネスを持って身体に関わることの重要性を改めて理解する。 2. 態度、価値観、意図は、私達の中で刺激と対応の間にスペースを作り、主体性と上手な対応をサポートしてくれる 3.意図や価値観が人生の指針となることを知る。 |
12 | 人生におけるマインドフルネス 1. 学びの振り返りと今後の実践の継続。内発的モチベーションについて。 2. 継続的な学びのために。 3. コースを終える。 |
開発者:Kuyken博士へのインタビューnote
なぜInternational Mindfulness Ctenr Japanで受講するのか?
- 講師(井上清子)は、Unviersity of California, San Diegoで正式に資格を得たCetified Teacherであり、Access MBCTにも登録しています。MBCT を50コース以上教えています。
- また、同時に、Oxford Mindfulness Centerにて、MBCTの基礎モジュール(module1-4)およびマスタークラス(6クラス)を修了した後、MBCT for Lifeを教えるためのトレーニングを終え、Alison Yiangou氏のスーパービジョンを受けて複数回MBCT for Lifeを教えた経験があります。
- テキストは、Oxford Mindfulness CenterのMindfulness: Taking it further用テキストブックを当センターで日本語訳したものを使用致します。
- ガイド音声は、Taking it further用に録音した日本語音源を使用します。
- 練習の継続をサポートするために、サポートのクラスを用意しています。
練習サポートのクラス(瞑想会、ヨガクラス)
8週間コースで大事なことは、練習を通じて、自ら体験的に学ぶことです。
当センターのコースでは、この練習をサポートするため、以下の2つのクラスを提供しています。
①早朝瞑想会
https://www.mindfulness-japan.org/open/morning/
②週末マインドフルネス &コンパッションムーブメント
https://www.mindfulness-japan.org/open/mindfulness-compassionate-yoga/
※ヨガクラスは8週間受講者以外の方も無料で受講可能です。
受講のステップ
- 次項の受講要件等をお読みいただき、それらを満たしているかをご確認ください。
- お申込みフォームより必要事項を記入の上、お申し込みください。この時点では申し込みは完了しておりません。
- 今回講座の講師と日程を調整の上、事前面談を実施し、最終確定となります。なお、ご自身の身体的、精神的な事情により医療機関にかかっている場合など、状況によっては本コースへのご参加をお断りする場合がございますので、あらかじめご了承ください。その際のキャンセルポリシーは後述の通りです。
【受講前に】オリエンテーション(無料)
説明会への参加にあたって検討していただくためのオリエンテーションを下記の通り実施します。下記よりご都合のよい日にちのものをお申し込みください(外部Peatixサイト)。
※申し込みをするか否かの判断をサポートするためのセッションであり、申込みにあたって参加は必須ではありません。
受講要件等
- 個人練習は、1日45分間の瞑想が求められます。しっかりと時間を確保し、練習を通じて自分自身の体に落とし込んでいくことが必要となります。
- 全コース8回について、すべてのセッションに参加することが求められ、少なくとも6回以上参加できないと判断される場合は、コースへ参加することは許可されません。
- セッションを欠席または遅刻する場合は、あらかじめインストラクター(事務局)へ連絡を行う必要があります。
- 精神疾患等により医療機関にかかっている場合等、参加が認められない場合があります(事前インタビューでインストラクターより確認があります)。かかりつけ医に参加可能かどうかご相談ください。
- 当コースは医療行為ではなく、またその代替行為ではないことを理解していること。
- 参加は自らの意思であり、他人から参加させられているのではないこと。
- グループワークに際しては、参加者お互いに敬意を払い、オープンな心で臨むこと。
- セッション中には、自分自身の体験についてシェアする場がありますが、シェアすることは強制されるものではなく、またシェアする場合でも差支えない範囲で行います。セッション中に共有されたことは、セッション以外の場に持ち出さないよう、参加者にはお互いに秘密性の約束により安全性への配慮を行っていただきます。
- なお、参加者相互のプライバシー保護の観点から、クラスはファーストネームでの参加とし、受講期間中はSNSやメール等を通じた相互のコミュニケーションは原則として行わないこととなっています。受講者希望に応じ、8週間終了後のフォローアップミーティングを行うことがあります。
- コースの質の向上等の目的で、クラスを録画することがあります。予めご了承ください。
キャンセルポリシー
- 事前面談の結果、申込者理由により、面談後3日以内に参加のキャンセルを ①当サイト問合せフォーム ②Line ③メール のいずれかで申し出た場合、決済手数料を除いた全額を返金致します。
- 事前面談の結果、 当センター側の判断で受講をお断りする場合、決済手数料を除き、全額を返金致します。
- それ以外の場合は、返金致しかねますので予めご了承ください。ただし、受講までに別の受講者により参加者の枠が満たされた場合に限り、決済手数料 を除いた金額を返金致します。
▼下記フォームよりお申し込みください▼
お申し込み方法には、以下の2通りがあります。
- 1回のクラスとして申し込む(99,000円/クラス) → このまま以下に進んでください>
- 継続コースとして申し込む(19,800円/月) →こちらのページへ
【STEP1】ご決済
2021年12月開講コースは単発受講のみとなります。以下よりご決済ください。
※習慣化コースでは2022年2月クールより本コースを提供予定です。
2021年4月以前にIMCJの8週間コースを受講しポイントをお持ちの方でポイント使用をされる場合は別途決済画面をお送りします。
※振込ご希望の方は、お申込みフォームの該当欄にて【その他を選択し、振込希望】とご記入ください。
【STEP2】事前面談を予約する
下記の「メニューを選択してください」より「8週間コース事前面談(25分)」を選択の上、白く表示された「予約できます」の欄でご希望の日時を選択してください。2日先まで予約可能です。
それ以外の日程をご希望の場合(2日未満の場合、その他灰色の時間帯を希望の場合)、対応できる場合がありますので、メールまたはLINEにてご連絡ください。
予約が上手くいかない場合は場合は、飛ばして先に進んでいただいて結構です(別途調整します)。
【STEP3】Lineアカウントをお持ちの方は登録する
Lineアカウントをお持ちの方は、まずはLineをご登録ください。
メールでの連絡が取れないケースが増えているため、確実な連絡のため、Lineの登録をお願いしております。登録いただきましたら、一度、お名前をご送信ください(ご登録者からメッセージがない状態では、事務局側からご登録者の個別確認ができず、メッセージをお送りできません)。
【STEP4】必要事項を入力
Lineをお持ちでない場合、フォームへのメールアドレス記入に間違いがないか、info@mindfulness-japan.orgからの メールを受信できる設定になっているかを確認の上、 定期的にメールをチェックしていただくようお願いします。