講師紹介
Martine Batchelor
韓国で10年間、仏教の尼僧として過ごしました。故クサン師の指導の下、ソン仏教を学ぶ。師匠の死後、韓国から帰国し、ヨーロッパで洞察瞑想を学びました。
仏教と倫理、また仏教と女性といった様々なテーマで著書を発表しています。 現在は日常生活における瞑想とコンパッションに焦点を当てており、特に感受(Vedana, Feeling Tone)のマインドフルネスについて、MBCT開発者のMark Williamsらとともに研究を行いました。フランスでSilver Sante Studyに参加しており、高齢者に対して、瞑想・マインドフルネス・コンパッションを教えることで、加齢による衰えを予防できるかに取り組んでいます。
人々が自身とって何が助けになるかを知り、人々が自分自身と他者に対する知見やコンパッションを持つためのサポートを行っています。
当日の概要
タイトル | マインドフルネスとヴェーダナ(前編) |
日時 | (前編)2022年4月21日(木) (後編)2022年5月26日(木) いずれも20:00-22:00 5分ほど前から入室可能です |
場所 | Zoomによるウェビナー
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定員 | 80名程度 |
参加費 | 各回:一般 5,500円(税込み) ※Study Group会員, 継続化コース受講者は月会費に含まれます。 |
言語 | 英語(日本語通訳付き) |
概要
ヴェーダナー(Vedana)とは、仏教用語で、感覚器官(目、耳など)が対象物(景色、音など)に触れた際に、快である、不快である、そのどちらでもない、と感じることをさします。これは、自動的に起こる作用であり、多くの場合これに続いて様々な思考や感情が湧き上がってきます。
MBSRやMBCTといったマインドフルネスのプログラムの一つのテーマは、自動反応に対してマインドフルに意識的な対応をする、ということにありますが、これはまさに、ヴェーダナーに関わる反応のプロセスを体験的に知り、上手に対応することを学ぶことです。
仏教の重要概念の一つであるヴェーダナーの学びを通じて、このウェビナーは、現代的なマインドフルネスと仏教の関係性を探り、また、私達の日常生活において内的プロセスを振り返る契機となることを目指しています。