講師紹介
David Treleaven
トラウマ・センシティブ・マインドフルネス 開発者
David博士は、マインドフルネスとトラウマの交わる領域で活動する著作家であり教育者です。また、マインドフルネスをベースとした実践、介入、プログラムにおけるケアの基準を設定することを目的としたグループであるTSM(Trauma-Sensitive Mindfulness)コミュニティの創設者であり、高い評価を得ている新刊「Trauma-Sensitive Mindfulness」の著者でもあります。
当日の概要
日時 | 2021年12月5日(日) 13:00-15:00 5分ほど前から入室可能です |
場所 | Zoomによるウェビナー
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定員 | 100名程度 |
参加費 | 一般 5,500円(税込み) ※Study Group会員, 継続化コース受講者は月会費に含まれます。 |
言語 | 英語(日本語通訳付き) |
概要
第2回目は、今後以下のようなことについて学んでいくため、「耐性の窓」を中心に、導入部分を扱います。
トラウマ・センシティブ・マインドフルネスは、マインドフルネスを提供する人(瞑想やヨガの先生など)や、マインドフルネスの実践や介入を行うウェルネスの専門家を対象に、トラウマに配慮したケアの最善の方法を最新の実証研究に基づいて紹介するものです。
講義や実践を通して、以下のことようなことを学びます。
- なぜ瞑想がトラウマ経験者の調節障害を引き起こすのかを理解する。
- マインドフルネスの介入を行う際に、トラウマ性ストレスの症状を認識する準備を行う。
- マインドフルネスとトラウマに関する最新の実証的研究を知り、現地で応用できる介入方法について知る。
学校や心理療法の現場では、マインドフルネスを活用する機会は増えてきています。私たちの大多数は一生のうちに大なり小なりトラウマ的な出来事を経験し、中にはPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症する人もいます。トラウマは極度のストレスであり、マインドフルネスはストレスを軽減するツールとして実証されているので、これは良いことのように見えますが、現実には複雑な課題があります。
新たな研究では、マインドフルネスの介入がトラウマ生存者の助けになったり、妨げになったりすることが示唆されており、マインドフルネス教育者にとって重要な問題となっています。マインドフルネスの潜在的な危険性を最小限に抑え、同時にその強力な利点を活用するには、どのような準備が必要なのでしょうか。
今回のウェビナーは10月と12月(予定)の2回に渡って行われ、上記の入門的な内容となります。