マインドフルネスの実践において、参加者がマインドフルネスの力を養っていくため、講師はどのようなサポートができるのでしょうか。そのために、講師自身が内省し養っていくべき力はどのようなものでしょうか。
その講師の内省をサポートするツールの一つとして用いられているのが、The Mindfulness-Based Interventions: Teaching and Learning Companion（マインドフルネスに基づく介入：教授・学習の手引き）、通称MBI:TLCです。
カリキュラムや参加者との関係性といった６つの領域から、講師のスキルを振り返るツールです。
この元になっているMBI: TACは、マインドフルネスがイギリスの大学の教育課程に組み込まれた際に、その評価を行う基準が必要であったことや、マインドフルネスの研究を行う際にコースの質を評価する必要があったことなどから、定められました。
今回ご紹介するTLCは、評価よりも、より講師自身のサポートとして用いることを主眼に作成されたものです。
日本語版は、以下サイトから自由にダウンロードいただくことができます。
https://mbitac.bangor.ac.uk/the-tlc.php.en
今回は、このTLCを管理・掲載しているBangor大学でマインドフルネスプログラムの責任者を務めている、Dr Gemma Griffithをお招きし、TLCとはなにか、マインドフルネス講師にとって内省することはどのように自身をサポートすることになるのか、といった観点からお話をいただきます。
ワークショップ１：マインドフルネス講師の内省力を養う Dr Gemma Griffith氏ウェビナー
１）日時
2024年10月25日(金)
20:00-22:00
２）講師
Dr Gemma Griffith
バンガー大学の心理学リーダー、マインドフルネス研究・実践センター（CMRP）の共同ディレクター、およびCMRP大学院プログラムのディレクターです。40以上の査読付き論文を発表しており、2冊の本を共同執筆および編集しています。これらの本は『マインドフルネス教師のための必須リソース（Essential Resources for Mindfulness Teachers , 未邦訳）』と『マインドフルネス・ベースのグループを教える: インサイド・アウト・グループ・モデル（Teaching Mindfulness-Based Groups: The Inside Out Group Model, 未邦訳）』です。マインドフルネス講師のための内省ツールである「Mindfulness-Based Interventions: Teaching and Learning Companion（MBI-TLC）」を開発しました。MBI-TLC）は複数の言語に翻訳され、マインドフルネス教師のスキル開発をサポートするために世界中で使用されています。
３）参加費
5,500円（税込み）
10月期にマインドフルネス講師ネットワークに在籍されている方は無料でご参加いただけます。
※今回の翻訳業務は、マインドフルネス講師ネットワーク（https://teachers.network.mindfulness-japan.org/）の活動の一環として行われました。
４）場所
Zoomによるウェビナー
・参加者各自での録音、録画等はご遠慮ください。
・入室時は、アルファベットのお名前でご入室ください。
５）言語
英語＋日本語の逐次通訳
ワークショップ２：MBI:TLCを実際に使ってみよう！
このウェビナーにご参加いただいた方は、実際にMBI: TLCを使用して、より深く理解を深めていただくためのワークショップに無料でご参加いただくことができます。
１）日時
2024年11月5日（火)
20:00-22:00
２）ファシリテーター
MBI:TLC日本語翻訳チーム（IMA/IMCJ – MBSR講師養成卒業生（MBSR講師））
３）場所
Zoomによるウェビナー
・参加者各自での録音、録画等はご遠慮ください。
・入室時は、アルファベットのお名前でご入室ください。
４）言語
日本語
５）MBI:TLC
日本語版はこちらからダウンロードできます。
https://mbitac.bangor.ac.uk/the-tlc.php.en
当日はダウンロードしたものをお手元にご準備ください。